本CTメーター(回転式トラックメーター)はCCDレーザー変位センサーを使用した路面粗さ計です。これはDFテスター(回転式動摩擦係数測定器)が動摩擦係数を測定する測定円軌跡に沿って路面の粗さを測定できるようつくられています。 路面の粗さを表す方法はいくつかありますが、本CTメーターではMPD(Mean Profile Depth)として表すようになっており、DFテスターと組合わせて使用することでIFI(International Frection Index)を算出することができます。
米国FHWA(Federal Highway Administration)の測定装置のガイドブックにも掲載されています。
1回転のサンプリングを1,024(892mm)とし、これらの測定値をA〜Hの8区に分け、各々のMPDを算出する。8区に分けた中のA,Eの平均をとれば走行方向のMPDを表す。 C,Gの平均をとれば走行方向と直角の方向のMPDとなり、またB,F及びD,Hの平均をとれば走行方向と45°の方向のMPDとなる。勿論AからHまでの平均をとれば全体のMPDが得られる。
本器は変位センサーとしてCCD(Charge Coupled Device)レーザー変位センサーを使用し、これを路面上80mmの位置で半径142mmの円軌跡上を回転するアームに位置し、このアームをDCモーターで回転させる構造になっています。 測定原理は円軌跡上を約0.9mmピッチで路面の凹凸を感知し、その値をA/D変換してメモリーに記録、1回転1,024ポイントの測定を行います。これらの値をコンピュータで処理、1回転を8区分し各区間毎のMPDを算出するものです。
CTメーター計測システム
大きさ: 本体(ケース込) (たて 590mm よこ 470mm 高さ 330mm) 本体 (たて 400mm よこ 400mm 高さ 270mm)
重量: 本体(ケース込) 24.0kg 本体のみ 13.0kg